※2018年~2020年の約2年間の不妊治療記録です。(現在は治療を終了しています)
採卵するにあたり、着床前診断をするかしないかも決めなくてはなりません。
賛否両論あると思いますが、私たちは着床前診断をすることにしました。
場所
着床前診断について
着床前診断でわかることは、22個の染色体に異常があるかないかと性別です。
体外で受精させた胚の染色体や遺伝子の検査を行い、病気を持たない可能性の高い胚だけを選択し、子宮に戻して育てることです。着床前診断は出生前診断とは違い妊娠前に行います。しかし、誰でも受けられるわけではありません。
JAPCOより引用
日本では誰でも受けられる検査ではなく、流産を繰り返してしまったり、遺伝性の疾患を持っている方などの条件があります。
しかし、タイでは誰でも受けることができます。
もちろん検査をしないという選択も可能です。
なぜ着床前診断を受けようと思ったのか
着床前診断をするかしないかは、先生と相談してから決めたいと思っていました。
受精後Day5までに決めれば間に合うと言われていたので、受精後Day4に先生との相談で予約を入れてもらいました。
先生との話では、胚盤胞は7〜8個できるとの予想。
年齢的にも着床前診断しなくてもいいと思うが、採れた卵子を順番に移植していくより、卵子のグレードがわかっていた方が移植の回数も、体力的にも金銭的にも負担が減ると思うとのこと。
やみくもに移植を続けて上手くいかないことが続いたら、体はもちろんのこと、メンタルもやられてしまうと思いました。
少しでも早く授かりたいと思っていた私は、先生との話で着床前診断しようと決めました。
この時に子宮鏡検査の結果も聞きましたが、掃除したら綺麗になったから問題ないとのことでした。
問題なのはいくつ検査をするかと費用
検査するかしないかは割と早く決められたのですが、問題は”いくつ検査をするか”でした。
この段階では、胚盤胞がいくつできるか予想することしかできない状況。
検査する数によって、大きく金額が変わってくるのでとても迷いました。
着床前診断の費用は、1〜5個までの検査90,000バーツ、
1個追加ごとにプラス18,000バーツです。
5個までは検査しようと決められたのですが、先生の予想では7〜8個以上胚盤胞が出来る予想だったので5個を超えたらどうするのかで迷いました。
この日(受精卵 Day4)は、5個までは検査するというのは決めて、受精卵Day 5の15:00までに決めれば間に合うとのことだったので、翌日13:00ごろに届くレポートの結果を見てから決めることにしました。
採卵数が20個を超えるなど多く採卵できた方は、
検査に必要な部分だけをカットして、検査せずに凍結しておく方法もあるんだそうです。
Day5の結果
まずは2個、胚盤胞になりましたとLINEで報告がきました。
5個は検査すると決めていたので、この2個は着床前診断に必要な部分をカットされ凍結へ。
残りの卵子たちは明日まで培養する、予想では3〜7個胚盤胞になりそうとのことでした。
ということは最大で9個、胚盤胞になる可能性があったので、5個+追加2個は検査して、あとの卵子たちは検査せずに凍結することにしました。
5個のうち、染色体異常がない卵子が何個残るのかもわからなかったし、検査する以上は問題のない卵子をできるだけ多く保存しておきたいという気持ちもあったからです。
Day6の結果
今日はさらに胚盤胞が7個できたとLINEで報告がきました。
予想通り、9個胚盤胞ができたことになります。
昨日の2個、今日の7個のうち5個は検査へ。
残りの2個は検査せずに凍結ということになりました。
どの卵子を検査するかは、ラボがいいグレードから選んでくれます。
着床前診断の結果
結果は約1週間後、これまたLINEでレポートが送られてきます。
結果は
検査した7個中5個は染色体異常なし、2個は染色体異常という結果になりました。
異常があった2個は移植することはできないので、ラボにて破棄となってしまいました。
この段階で性別も判明しました。
TOTALの結果
私のトータルの結果は
採卵数17個→受精卵13個、結果9個が胚盤胞になりました。
4個は途中で成長が止まってしまい、受精卵から胚盤胞まで成長することができませんでした。
9個のうち、着床前診断済みが5個、検査していない卵子が2個と
計7個を凍結となりました。
個人差はあると思いますが、採卵できた数の半分しか胚盤胞にならない現実を知り、自然妊娠は本当に奇跡なんだなと改めて思いました。
費用
・5個 着床前診断代 90,000THB
・2個 着床前診断追加代 36,000THB
・5個 凍結代 20,000THB
・2個 凍結追加代 8,000THB
計 154,000THB
採卵費用、さらには着床前診断で、すでに250,000THBは軽く超えてきました…
費用はクレジットカードで支払っていたのですが、1日の上限額を超えて支払いができなかった日があったので事前に上限額を確認しておくことをオススメします。
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